生活保護の条件「最低生活費」っていくら?

生活保護の受給資格の1つに、”世帯の収入が最低生活費に満たないこと”という条件があります。
本記事では、”最低生活費”の算出方法や目安金額についてご紹介しております。
生活保護を受給することが出来るかどうか迷われている方は是非ご一読下さい。

最低生活費とは?

最低生活費とは、国が定めた「健康で文化的な最低限度の生活を営むため」に必要な金額のことを指します。世帯の月収がこの金額を下回っていれば、誰でも生活保護を受給できます。

最低生活費は、①お住まいの地域・②世帯構成員の年齢・③世帯構成員の人数の3つの要素により金額が決定されます。

例えば、お住まいの地域が東京都(人口1位)と鳥取県(人口最下位)では、物価・家賃の違いなどから最低生活費は異なります。
世帯構成員の人数についても、一人暮らしと四人家族では生活に必要な金額が異なるため、最低生活費が変わってきます。
また、上記とは別に、生活の状況によっては様々な加算項目があり、最低生活費が上がる可能性があります。

次章以降で、最低生活費の目安金額と、加算項目の一例をご紹介しますので、是非ご確認ください。

最低生活費の目安金額(世帯人数別)

  • 1人暮らしの場合:月収9~13万円以下
  • 2人暮らしの場合:月収14万~18万以下
  • 3人暮らしの場合:月収16万~22万以下
  • 4人暮らしの場合:月収17万~25万以下

  (参考:厚生労働省『生活保護制度における生活扶助基準額の算出方法』)

上記の金額以下であれば生活保護が受給できる可能性が非常に高いです。
しかしながら、繰り返しとなりますが、上記はあくまで目安の金額です。
ご自身の状況下での最低生活費を確認したい場合は、是非一度、お気軽にご相談いただければと思います。

最低生活費加算項目(例)

  • 子ども関連の加算(妊婦加算・産婦加算・ひとり親世帯加算・児童養育加算)
  • 障害の診断を受けた方への加算(障害者加算)
  • 在宅で療養している方への加算(在宅患者加算)
  • 介護関連の加算(介護施設入所者加算・介護保険料加算)

上記の項目以外にも様々な加算項目が存在します。ご自身の状況下で適用される加算項目を確認したい場合は、お気軽にご連絡ください。

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